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【子どもの矯正③】子どもの口が開いている「お口ポカン」放っておいても大丈夫?
こんにちは。
京都市西京区 桂駅 西口より徒歩6分の「新谷歯科桂診療所」です。
小さな子どもは、かわいい仕草や癖が多く、見ていて微笑ましくなりますよね。
しかし、中には注意が必要なものもあり、たとえばお口がポカンと開いている場合です。
このようなお口ポカンの状態を、口唇閉鎖不全(こうしんへいさふぜん)と呼び、健康上のさまざまな問題をもたらす原因になります。
お口をポカンと開いた状態だと、口呼吸になってしまいます。
つまり、お口ポカンが癖になっている子どもは、口呼吸が癖になっているということです。
お口ポカンが危険なのは、このように口呼吸になることが理由です。
口呼吸になると、次のような悪影響をもたらします。
●むし歯にかかりやすい
●風邪をひきやすい
●歯並びが悪くなりやすい
口呼吸をすると、お口の中に乾燥した空気を取り込みますから、唾液が渇いて細菌が流れにくくなります。
そうすると、お口の中で細菌が停滞するため、むし歯になりやすいのです。
また、細菌が直接身体の中に取り込まれるため、風邪をひきやすくなります。
さらに、口呼吸になると歯の上に舌が乗った状態になるので、子どもの歯が生えてきたとき舌の重さが影響して、歯並びの悪化につながります。
お口ポカンの状態を改善するには、唇や舌の筋肉を鍛えることが効果的です。
そこでおすすめなのが、あいうべ体操と呼ばれるトレーニング法です。
方法は簡単で、「あ」の発音時にお口を上下に大きく動かし、「い」の発音時に今度はお口を横に動かします。
そして、「う」の発音時にお口を突き出して、「べー」で舌を突き出すだけです。
それぞれの発音でお口を大きく動かすことで、唇と舌の筋肉を鍛えることができるので、これを1セット4秒ほどでこなして、毎日3分間続けてみてください。
お口ポカン以外にも、舌で歯を押し出すなど、子どもの仕草や癖の中には危険なものがあります。
ささいな仕草や癖が、お子さまの歯並びや健康状態に影響してしまう可能性もあるので、お子さまを見ていて気になることがある保護者の方は、新谷歯科桂診療所にご相談ください。